ねむねむ日記

場面緘黙症だった私の生存戦略(受験、就職、結婚、子育て)

2020-01-01から1年間の記事一覧

教室で*

教室でずっと黙っているとはどういうことなのか。 完全に一言も発さないわけではない。 国語の授業で音読を指示されれば指定された箇所を読む。 歌のテストも、みんなからの「うわ!声出した!」という視線が辛いがなんとかこなす。 何よりも一番怖いのは、…

そのやさしさは欺瞞*

親にされた酷いことを自分の子供にはしない。 悲しい育ち方をした人たちはみんなそう考えるでしょう。 そう清く志して子育てをスタートするでしょう。 復讐のために子供を産む人はあまりいないと思う、そう思いたい。。。 ・親の不機嫌は子供への暴力と同じ…

なぜおきたか*

私が人前でしゃべらない・笑わない・泣かない 子供になったきっかけ。 今では場面緘黙症は「元々不安になりやすい気質+環境の変化」がトリガーとなって起こるっていう考えが主流のよう。 一昔前は家庭環境や親の養育態度が原因となっているという考え方もあ…

気づいた*

特定の場所で話せなくなるという自分の症状に名前があったのだと気づいたのは 大学生になってからだ。 ふらっと寄ったコンビニで雑誌を立ち読みしていると、「箱庭特集」の記事が目に入った。 箱庭??これ子供の頃やったことがある。なぜ? 箱庭の中に自由…

はじめに*

私は幼稚園から小学校6年生までの約9年間、 自分の家族以外の前では声を出したり、感情を表現することはなかった。 しゃべらないし、笑わないし、泣かない子供だった。 よくいる静かな子、というのでもなく、支援学級スレスレの子として とりあえずクラス…