ねむねむ日記

場面緘黙症だった私の生存戦略(受験、就職、結婚、子育て)

そのやさしさは欺瞞*

 

 

親にされた酷いことを自分の子供にはしない。

 

悲しい育ち方をした人たちはみんなそう考えるでしょう。

そう清く志して子育てをスタートするでしょう。

復讐のために子供を産む人はあまりいないと思う、そう思いたい。。。

 

 ・親の不機嫌は子供への暴力と同じです。

 ・例え家族であっても他人を感情の捌け口にするのは甘えです。

 

そう言い切ってくれる者の少なさよ。

 

人間なのだから、情緒不安定になって子供を怒鳴りつけてしまうこともある、

親が頑張っていることを子供はわかってくれる、

私はそう思わない。

 

その醜く感情を爆発させる姿、外で赤の他人に見せられるのか。

 

昨今の、ブラック企業パワハラ上司など、嫌なことからは積極的に逃げましょう、

というスタンスにはだいたい賛成、逃げるしか解決方法がないことってある。

ただ、子供にとって家庭は絶対に逃げられない場所、世界のすべて、

そこがどんなとち狂った地獄であってもしがみつくしかない。

許し、愛されなければ死んでしまう。

 

鍵のかかった部屋に毎日数時間閉じ込められるなら、なるべく明るく誠実な人といたい。

 

親になった者を追い詰めないための優しさは欺瞞だ。